こんにちわ。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
山形は、12月に入ってからも平野部では初雪が観測されずに、暖かい日が続いております。
今日の嬉しいお知らせです。
土屋薬局では子宝の不妊症の漢方相談が多く、多くのお客さまたちに喜んでもらっています。
「9月に元気な男の子を出産しました。
今となっては、妊娠できないんじゃないかと、すごく悩んでいたことがうそのように思えます。
毎日、育児を楽しんでいます。
悩んでいたときに、周りに不妊のことを相談できる人がいなかったので、色々と資料を送って頂いたり、親切な連絡を頂きまして、気持ちが楽になりました。ありがとうございました」
B子さんは、30歳です。
潜在性高プロラクチン血症と診断されまして、カバサールを週に1回服用しています。
半年間服用するようにと言われています。
足だけ冷たくて、毎年しもやけになりやすいです。
食欲は正常で、たまに便秘になりやすいです。
今現在は、葉酸と亜鉛のサプリメントを服用しています。
「血流たっぷりの漢方薬」と「麦芽を炒った漢方」をお勧めさせて頂きました。
脳下垂体から分泌される プロラクチンというホルモンには、乳汁の分泌を促す働きがあります。
授乳中には 月経がこないことでも分かるように、このホルモンには、排卵や月経を抑える作用があります。
プロラクチンが大量に分泌された状態を「高プロラクチン血症」といい、不妊の原因のひとつとなっています。
黄体期に胸が張りやすく、乳汁分泌などの症状が表れることもあります。
東洋医学では、古くから麦芽を断乳(授乳をやめること)に使ってきた経験から、高プロクチン血症の患者さんに応用したところ、かなりの率でホルモンの状態が改善することがわかってきました。
その麦芽を炒った漢方と、血流たっぷりの漢方薬を併用しますと、かなりの確立で、チャンスが広がりますので、妊娠しやすくなってきます。
さて、B子さんは漢方薬を服用しまして、3ヵ月後に嬉しいことですが、妊娠できました。
「毎日欠かさず服用しています。そのお陰か、信じられないのですが妊娠できました。
5週目と産婦人科で言われました。
ありがとうございました。
ただ心配なのが、生理痛のような軽い痛みがあります。
先生からは流産しやすいので気をつけるように言われました」
そのような経過で嬉しい漢方薬での妊娠報告を頂いて喜んでいるところです。
(「高プロラクチン血症の漢方相談でご懐妊されました」も参考になれば幸いです)
冬のサクランボの木です(12月9日撮影)
春を夢見て、力を貯えています。