こんにちわ、土屋です。
山形は、今日は晴天です。
寒波も緩み、陽が射していますので、屋根の雪も少しずつ解けてきているようです。
さて、昨日本編「土屋薬局 中国漢方通信」の看板コラムの「漢方コラム」の新作をアップしました。
「寒立馬(最涯の地へ)」です。
都合休みなしでホームページの更新作業をしたのですが、4時間かかってしまいました。。
やはりココログのようなブログと違って、ホームページビルダーでの作業は「自由度」「完成度」は高く、創作活動しやすいのですが時間がかかりますね。
さてさて、このコラムは昨年に下北半島へ旅立ったときの写真と私の体験した思いを中心にして構成されています。(無名コラム「私の一冊 海峡」もご覧になってくださいね)
喜多方の酒造巡りをしたときのコラムにしようかな、、と考えていたのですが(「タイミング療法と婦宝当帰膠」にチラっと書いています)、ピクチャーファイルを眺めているうちに、いつも「もったいないな~」と思っていた「下北半島」に目が行きました。
悪戯心で、「馬」なんか漢方ではないだろう、、と思いながら大塚敬節先生の「漢方と民間薬百科」の索引を見ると「馬」があるではあるではありませんか!
感動、感激しましたね。
当初は「無名コラム」のレベルで行く予定でしたが、嬉しいことで、「漢方コラム」に格上げとなりました。
「寒立馬(最涯の地へ)」では、その主人公の生きる勇気を与えてくれる寒立馬(かんだちめ)たちや途中で私が見て感激した風車や突風が吹き荒れる海辺の風景などが載っています。
そうそう、忘れていました尻屋崎灯台の白くて美しい「ヨーロピアン風」の灯台の写真もあります。
私は、ふだんから山を見ていたり、果樹畑を眺めているので、海や灯台などの風景にものすごく弱いのです。
映画を見ていても、海や灯台のシーンには弱いですね。。
寒立馬(最涯の地へ)のコラムの一番下にお地蔵さんの写真がありますが、その写真が私の心にインパクトを与えています。
ごごごおう、ぐわあー、ぶおうーと烈風の中、吹き飛ばされそうになりながら、海難で命を落とした人たちのための地蔵を見に行きました。
頭の上や周囲ではウミネコが空を舞っています。
遠くの津軽海峡でしょうか太平洋でしょうか、海は穏やかに輝いています。
寒立馬の隣には、ヨーロピアンな白い灯台があり、お地蔵さんで命の尊さ、海の怖さを知った一日でした。
お地蔵さんの近くの供養碑には、船が沈没したときの供養であると書かれていました。
私の記憶が飛んでしまい、昨日、ネットでも検索しましたが船の名前や海難事故の名前が分かりませんでした。
たしか明治か昭和の初めの時代だったと思います。
いずれも将来がある10代や20代の若者たちの名前が記載されていましたので、私も人事ではないと思いながら合掌させて頂きました。
いつか機会がありましたら、また「下北半島」や「尻屋崎」を再訪してみたいものです。
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