2005年5月29日の奥入瀬(おいらせ)を紹介します。
十和田湖の美しい湖面を眺めながら、新緑のドライブとなりました。
この時間帯は朝の6時台ですから団体の観光客もいませんので、静寂が周囲を包んでいます。
昨年の秋に青森の長兵衛旅館に宿泊して帰路につくときに、奥入瀬経由を選びましたが、午後から夕方にかけての時間帯でしたので、ものすごい人混みでげんなりした思い出があります。
奥入瀬渓流はもちろん素晴らしいのですが、大型観光バスやマイカーで道路まで溢れかえっているのは、ブナやミズナラたちも可愛そうになりますし、鄙びが好きな私にもその光景は好きではありませんでした。
「奥入瀬は早起きするに限る」です。
私の他には、車が時おり数台停車するくらいで、空気がおいしいです。
くよくよしたとき、人生に迷っているときは、奥入瀬を歩くと気分がスーッと晴れるかもしれません。
銚子大滝です。
にわかアマチュアカメラマンでも、なんだかここではプロの撮影をしている気分になれるから不思議。
一番上の画像でもそうですが、どうやら私は朽木(くちき)、倒木(とうぼく)に興味があるようです。
ブナの巨木が倒れているのを見つめていると、心が和んできます。
長い間、根を張って大地に踏ん張っていたんだな。
ブナの朽木からは、また他の植物たちが芽を出しています。
「生」と「死」の「輪廻」を感じるから、奥入瀬の朽木たちが好きなのかもしれません。
「土屋薬局 中国漢方通信」でもコラムを作成しています。