ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

中医婦人科・不妊症専門講座「テレビお茶の間講座」

昨夜は仕事が終わってから、

月に一度のテレビお茶の間勉強会でした。

8月は東京八重洲で「周期療法における活血化淤の応用」のスクリーニングでしたから、久しぶりの勉強会になります。

各自 家にあるテレビをネットにつないでテレビ電話にして、

ギンガネット上で東京や九州、静岡、栃木、山形などを結んで、

在宅で勉強できて、意見を双方向性で発言できるという

新しいスタイルの勉強会です。

発表する先生方は、毎月自分のお店の症例を持ち寄り、

中医師の先生がテューターとなって、

お互いに基礎体温表を見たりして、

自由に発言していきます。

さて、昨夜の午後8時~9時半までの

仕事が終わったあとに、なお根性でがんばった勉強会の

私のメモを、このココログに整頓します。

(テレビカメラに自分の姿が映るので、

居眠りできないんです)

メモ

A)BBT↑ 基礎体温高め(全般的にやや高め)

原因として考えられることは

1)睡眠不足(12時に寝て起床6時では睡眠が足りない)

2)陰虚(いんきょ)傾向 (ホルモン治療の影響)

3)肝欝(かんうつ、ストレス)

寒がりで冷え性のタイプの人で、基礎体温が高めの場合には、

肝欝(かんうつ)で気が詰まって化熱(かねつ)しているから、

基礎体温が高めになるのであろう。

B)水蛭製剤(すいてつせいざい)は、低温期などに使う。

卵管の通過性が良くなる。

c)ピクノジェノール製剤

温経散寒止痛(うんけいさんかんしつう)

寒(かん)が強いときに効果的。

肉桂(シナモン)も配合されているから。

D)ホルモン使用について…卵巣刺激法 排卵誘発剤

1)内服剤(弱)→脳を介して卵巣を刺激する。

セキソビッド(ジクロフェニール)─作用 弱。副作用 少。

クロミッド(セロフェン)─作用 強。抗E2も強。

(内膜、頸管粘液に影響)

中医学的アプローチ→養血滋陰理気活血(ようけつじいんりきかっけつ)

2)注射剤(強)→脳を介せずに卵巣を刺激する。(直接に卵巣に反応する)

FSHのみ─フェルチノーム

FSHとして─ヒュメゴン、パーゴナルなど

(多胎、過剰刺激症候群)

中医学的アプローチ→益気養陰化淤利湿(えっきよういんかおりしつ)

Dscf0722

<2006年9月10日撮影 浅間温泉街から北アルプス展望>

Dscf0726

<さすが伝統のある温泉街です。蔵の風景がきれいです>