ブログ版土屋薬局 中国漢方通信

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

三国志の舞台と開気丸の話

おはようございます。 

土屋です。 

朝の7時過ぎから、勤務しております。 

留守中、優秀なスタッフのお陰で、メールのほうも丁寧に応対していたようです。 

不在中の新規のかたの漢方相談や、メール相談などは順を追って早急に返信していきたいです。

 

1週間前と同じ通常どおりの勤務で、午前中に来店した婦宝当帰膠を服用しているお客様には、「武漢(ぶかん)」の土産話などをして、喜んでもらいました(きっと喜んでいるはず)。 

婦宝当帰膠の本社訪問の写真なども、順次掲載していく予定です。 

昨日の夜は、おとうと(妹の主人)と一緒にご飯を食べましたが、彼はさすが私の高校の後輩だけあって、知識が豊富でした。 

「武漢」の話などをしていると、長江や武漢などは「三国志」の舞台になったことなどを教えてくれました。 

長江や大きい湖などが、戦争で地理的な要所だったようです。 

躍動している曹操などが、目に浮かぶ思いでした。 

私も武漢滞在中に、「三国志や漢詩の世界みたい」と雰囲気を察していましたので、その余韻を今も引きずっています。 

私は、これから「武漢ファン」で「長江ファン」で行きたいです。 

 

「兄さん、僕も武漢に行きたいですよ~」 

と言わせました(笑)。 

 

漢方相談のほうでは、午前中来店されたお客様は、婦宝当帰膠や開気丸、星火健胃錠などを服用しているのですが、武漢の話として「開気丸は素晴らしい」と伝えておきました。 

湖北中医医院での臨床研修で、20代の女性の患者さんが、卵巣や婦人科系も 大腸などの消化器系も異常が無いが、下腹部痛が続いているとのことでした。 

(言葉は分からなくても、処方内容や問診表などを見ていたり、り先生と患者さんの話し合いや表情を見ていれば、大体の相談内容が分かります) 

り先生の処方内容は、「開気丸(かいきがん)」のような処方でした。 

「開気丸」は腹部の痛みなどの「気の詰まり」には、中医学の王道でスタンダートな処方です。 

すなわち「通じざればすなわち痛む」ですから、「気の詰まり」を解消すれば、腹部の不快感は解消するはずです。 

「開気丸(かいきがん)」は、中国では「舒肝丸(そかんがん)」とも言われ、全身の「気」の流れをスムーズにするコントローラーである「肝臓」の気の流れを整えていきます。 

「肝の病、脾に及ぶことを知る」という鉄則もあり、原因不明の腹部の痛みは、「肝臓の気の鬱結」つまり「肝気鬱結(かんきうっけつ)」を解消することが有効です。 

第一処方は、開気丸など選択しやすいです。 

わたし、これからも胸を張って、自信をもって、「王道中医学」を勧めていこうと思います。 

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<長江の朝焼け>