土屋薬局メールマガジンVOL71号(8月15日号)より、転載します。
たかがメールマガジン、されどメールマガジンで一生懸命作成しています。
今現在の読者数は、ちょうど私が中学生のときの、1学年8クラスの生徒数に匹敵していますので、読者のかた一人一人のお顔を拝見して、また語り合うことが出来ないことが残念ではありますが、これからもメールマガジンの読者の方々は、クラスメイトと思って、前進していきたいです。
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●● 1.巻頭コラム 「追い出そう! 体に中の余分な熱」
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海へ山へ川へ、夏は滅多にないことを出来るチャンスです。
みなさま、さまざまな得がたい体験を積んでいることと思います。
今回のメールマガジンでは、土屋薬局の夏のDM8月号より、夏の養生法を紹介します。
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「残暑に負けるな!」 追い出そう! 体に中の余分な熱
まだまだ続くこの暑さ。
体内にこもった余分な熱を取り除いて快適な日々を過ごしましょう。
下記のような状態は、もともと体の余分な熱がこもっている上に外気にも熱があるため、体のあちこちに「熱」=「赤色」の症状が現れるのです。
「こんな症状は要注意!」
○舌の色が赤い
○飲酒や入浴後に赤い発疹ができる
○口が渇く
○目の血
○眼底血
○月経周期が短く、血の色が濃く、量が多い
○のぼせやすい
○ほかの季節より、赤いニキビが起きやすい
○日焼け後、肌のトラブルが起きやすい
○便秘
○赤ら顔
○イライラして落ち着かない
これらの症状が一過性でなく、慢性的であれば、体内にこもった熱が血液にまで及んでいるとみて、この状態を「血熱(けつねつ)症」といいます。
◇現代病のウラには「血熱(けつねつ)」あり◇
血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病、アトピー性疾患や更年期障害、厄介な症状に「血熱(けつねつ)」が潜んでいることが多く、これを解決することが治療につながるのです。
◇「血熱症」になる原因は?◇
1)バランスが悪い食生活
2)ストレス
3)睡眠不足
◇「血熱(けつねつ)」を取り除き、快適に過ごすには?◇
1)おすすめ食材…体に熱がこもっている時には、夏野菜を多く取りましょう。
きゅうり、トマト、なす、冬瓜、苦瓜(ニガウリ)は、熱をとり、潤いを与えます。
とくにスイカは、「食べる白虎湯(びゃっことう)(清熱剤)」と呼ばれるほどです。
2)入浴…38~39度のぬるめのお湯にゆっくり漬かりましょう。
リラックス効果と皮膚血行を良くすることで、熱を発散させます。
入浴前には水分をとりましょう。
3)漢方薬は、一人一人の体質は違ってきますので、当店に詳しく体調をお伝えのうえ、強談してください。
清熱作用のある生地黄、赤芍、牡丹皮のほかに、熱を便から出す大黄も含まれている名処方も用意しております。
薬剤師、国際中医専門員、不妊カウンセラー 土屋幸太郎
<2007年8月15日 今朝咲きました。夏水仙>
<連日の猛暑でも朝顔が頑張って咲いています>
「土屋薬局 中国漢方通信」では、「血熱の漢方」のページもあります。参考になりましたら、幸いです。