不妊学会の後に、山梨県清里で友人家族と一緒に連れたって、
「田植え」という貴重な体験をしましたので、ここに紹介します。
<途中、中央道SAから眺めた富士山>
「米どころ山形県」に住んでいるのに、もうすぐ大台の歳になろうとしているのに、
この歳で初めて田植えの体験をすることになりました。
しかも山形県で田植えをするのではなくて、山梨県ですから、
同じ「山」が付く共通項はあるとは言え、自分の行動範囲にも感心してしまいます。(笑)
この日は、天候が悪く、台風も近づいているという情報だったのに、
さすが、友人のお子様が「晴れ男」だけあって、カラッと晴天となりました。
まさに絶好の「田植え日和」です!
苗は、3本くらいを指で掴みます。
私の理解するところによると、まるで麻雀をするときのように、
「ツモ!」と牌を雀卓に打ち付けるように、
田んぼにきちんと深く苗を植えます。
阿佐田徹也か桜井章一かといったところですが、
はい、今から田植えをしますよ。
ラインを引くように、両端を棒にひもをくくり付けて、
参加者全員が横一列に並び、15cm間隔で苗を植えていきます。
けっこう楽しくなってくるのですが、昔の機械が無い時代には、
家族総出、子どもも総出の大労働であったことでしょう。
「さなぶり」で湯治に行きたくなってしまいます。
東北には「さなぶり荘」なとどいった、田植えから来る名前の温泉宿があるくらいです。
(岩手県台温泉にあります)
田んぼの残り半分は、トラクターを使いました。
機械は凄いです。
あっという間に、しかも手植えよりもきれいに等間隔で、
田をならしながら植えられていきます。
不妊学会やカウンセラー養成講座などで、「着床」とか「着床障害」と
いった言葉をよく耳にしますが、まさに日本の伝統文化、農耕文化に基づく
医療専門用語だと肌身を通して実感しました。
お日様が照って、田んぼには充分な水があって、
苗も良い苗で、田んぼを地ならしして、そして苗をきちんと深く植える。
機能性不妊で原因不明で着床障害かもしれません。
などとよく相談を受けたり、お話を聞きますが、
実際のところ、漢方的にたとえると、
「田んぼ(子宮内膜)」「苗(精子)」に置き換えれば、
普段からの「健康な体づくり」「基礎体力づくり」「若さづくり」は
個人の妊孕性のアップに役立つのでは?と思いました。
肌身を通して実感することができました。
PS:清里のこしひかりのおにぎり、美味しかったです!