おはようございます。
薬剤師の土屋幸太郎です。
今日の山形は冬らしい鈍い鉛色の空が広がっています。
寒さもぐっと厳しく感じられます。
さて最近、お客様から「にきび」の相談が受ける機会が多くなってきました。
今日のココログ版土屋薬局 中国漢方通信は俗にいう「いちご鼻」、鼻にきびの漢方相談の特集です。
中医学講師の先生にお聞きしましたので、簡単にまとめます。
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鼻…陽明系や肺に属すると考える。
にきびであるので、「熱」があるので、辛涼性の漢方薬を選ぶ。
金銀花、五涼華(五味消毒飲加減法)など。
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いちご鼻(鼻にきび)を実証タイプと虚証タイプに分けて考える。
○いちご鼻(鼻にきび)の実証タイプ
便秘があれば通じを良くすることが大切。
舌が赤いときには、瀉火補腎丸なども。
○いちご鼻(鼻にきび)の虚証タイプ
胃腸が弱い人→星火健脾散(参苓白朮散)など
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にきび…ホルモンバランス
生理との関係→生理を調整する
たとえば、あごのにきびはホルモンバランスによるもの。
体のほかの随伴症状を改善した結果、にきびも良くなる。
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頑固なにきびは、「塊」と考える。
活血化痰(かっけつかたん)の方法で。
にきびの漢方対策こちらのスレッドも参考になりましたら、幸いです。
<2009年12月9日 若木山から朝日連峰眺め>
冬らしい透き通った眺めです。
気持ちがいいです。