こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
不妊カウンセリング学会に今年も参加させて頂くので、明日の夕方から上京して金曜日に備えます。
今週は、今週も頑張って仕事をしています。
さて、今日は漢方相談でちょっと迷ったので恩師の雛先生にお聞きして「目からウロコ」状態になりましたので、メモしておきます。
ご相談の内容をご紹介します。
「昨年の秋ごろから鬱気味。
朝の目覚めたとき、悩みを打ち明けたとき、辛いことを言われたときに症状が悪化します。
婦人科外来で加味逍遥散を処方されています。
寒がり、めまい、食欲少ない。
ガスがたまりやすい、朝に口の中が酸っぱい、たまに便秘。
睡眠は普通ですが、たまに夜に一度起きる。
夢はたくさんみる。
眼精疲労、ドライアイ。
生理の前に鬱になる、イライラも辛い。
目覚めると動悸とめまい。
気分もふさぎこんだ感じで辛い、イライラもしやすく、不安ごとを思い出したりすりうと息苦しくなったり、血の気がひいたり、めまいがする。」
私は、気虚(ききょ)や血虚(けっきょ)の症状が絡んでいると思ったのですが、念のために恩師に電話で相談してみました。
すると以下のようでした。
「この症状は気鬱(きうつ)です。
百合配合の百潤露が効果的だと思います。
百合があっています。
また睡眠のトラブルには酸棗仁(さんそうにん)を併用したほうがいいです。
食欲不振には、晶三仙を。
すると、
○食欲不振の改善
○睡眠の改善
となり、自信がつきます。
養生法は薬だけじゃダメ。
ストレスがある場合には、ストレスを解消するような趣味やストレス解消法をもったほうがいいです。
百潤露と逍遥散。イライラが強ければ加味逍遥散を。
鬱の特徴は夜に目が早く覚めやすいです。」
以上のことで、帰脾湯や麦味参顆粒などを検討していた私にとっては「目からウロコ」でした。
百潤露は更年期障害などの「心の乾燥」にも効くそうで中医学は奥が深いと思いました。
(「口渇と動悸の漢方相談」も参考にしてください)
<2011年5月31日 我が家のクレマチス 鉄仙満開です!>