おはようございます。薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
今日は1月9日の三連休初日です。土屋薬局はもちろん絶賛営業中です。
明日と明後日の10日、11日の日月祝の成人の日は2連休させていただきます。
小正月でスタッフともども英気を養います。
さて今日は久しぶりに漢方や商売に関係ないことを書きたいです。
それは読書です。
昨年に「アウシュヴィッツ潜入記」を読んでから、これは1回読み終えて、2回めも半分以上読みました。ものすごい本でして、この本を読んでからは労働や作業というものがまったく辛くなくなったので、比較するのは失礼ですが、除雪作業なども自ら率先して行うようになりました。ある意味、自己啓発本に近いかたちで、文章の美しさと反面の残虐さに心惹かれます。
また将来、3回めの読書をしたいです。
こんなに読みたくなるのは名著「大空のサムライ」以来です。
「大空のサムライ」は小学校のときに1回、20代で1回、30代で1回と節目節目で読んできました。坂井三郎さんの不屈の闘志に敬服です。
さてその後、「トレブリンカ叛乱」「アウシュヴィッツの音楽家」と立て続けにホロコーストのものを読んでいきました。
「トレブリンカ叛乱」は反乱して命からがら脱出して、その後、銃を握ってナチス・ドイツと戦うというノンフィクションの極みです。彼女もできて、争乱を生きぬく姿が生き生きと描かれています。
主人公は、ユダヤ人よりはドイツ系に似ている顔立ちが生還の理由の一つのようでした。人は見かけで判断するという、そんな身も蓋もない話ですが、それが一番の理由のようです。
死の絶滅収容所でも「情報」が大切で、そして「人との人的ネットワーク」なども鍵を握っていて、これって現在社会と普遍的です。また「環境への適応力」なども生存の鍵を握っているようです。
「アウシュヴィッツの音楽家」はドイツ民族がクラシックを愛好する。そんな民族だという芸術と絶滅収容所という両極端が接点となっているすごい本です。
そして昨夜、寝る前に妻と読書「ぐりとぐら」です。
海坊主がでてくる話です。私が音読しました。
実はとても感動しまして、あ、そうそう、最近、絶滅収容所のあとにカフカの「変身」とパヴエーゼの「流刑地」と世界の名作も読んでいて深く心に感銘を受けていたのですが、「ぐりとぐら」にも1本とられました。
初版が1979年ですから、もう私は絵本をよむ年齢でなかったのですが、妻が幼少のころにじいちゃんとばあちゃんから読んでもらって、とても楽しかったそうです。
そのようなわけで「ぐりとぐら」の世界は、今まで挙げてきた本といっしょで名作です。ではでは~よい一日で!