こんにちわ。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
さて、先ほど不妊症の子宝漢方相談したお客様(20代)のお話です。
この方は、婦宝当帰膠と炒麦芽から漢方を始めました。
昨年の7月からのご相談です。
クロミッドを服用してタイミング療法をしています。
漢方服用後の経過は、
○8月
お肌がきれいになった。
低温期から高温期への上がり方がスムーズになった。
排卵期の不正出血があった。
○9月
帰脾湯(きひとう)
を追加しました。
その後、少し通院をお休みしたりもしました。
○10月
排卵期の不正出血、下腹部痛対策に、淤血(おけつ)を解消するものを併用すことにしました。「淤血(おけつ)」とは、1)痛み2)しこり3)黒ずみですので、排卵痛も淤血(おけつ)と考えたりします。
活血化淤(かっけつかお)の漢方薬を追加しました。
○11月
プロラクチンの値は、良くなって20台から正常値になって、15以下になりました。
生理もきちんと来て、高校生のときに戻った感じだそうです。
これは、活血化淤(かっけつかお)の効き目だと思いました。
○12月
排卵痛が無くなりました。
卵胞もスムーズに大きくなっているそうです。
○1月
先ほどのお話では、生理痛が無かった、血塊が無くなった。
排卵期の不正出血も無くなった。
ということで、スッキリと生理が出たそうです。
今回は、ご本人様のご希望で、さらに活血化淤(かっけつかお)で、「ダブルで血流を良くする漢方処方」としました。
今回は、生理が始まってから15日間の「低温期」に服用することにします。
以前からの活血化淤(かっけつかお)の漢方は、今までどおり「全周期活血化淤」です。今日は、やはり「生理痛が無くなること」や「生理がスッキリする」ことは漢方的な目標になると私も勉強になりました。
今後は、きっと良い結果になっていくと期待しています。