本日、10月15日刊行のメールマガジン、
30分前に原稿を作成しました。
最近、とみに忙しくてメールマガジンを作成するのが、前日またはひどいと当日になってしまいます。
出来立て、ほやほやですので、鮮度は高いと褒めておきましょう。(笑)
スタッフが作ったコラムなどは著作権がありますので、いつものように何の気兼ねも要らない、私の原稿の紹介でココログをアップしましょう。
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●● 1.巻頭コラム 「最近の店頭での相談より」
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一昨日の土曜日は、東京から中医師の何(ふー)先生をお呼びして、漢方相談会でした。
普段なかなかじっくりと、お話することが無いだけに、中医学について語り合っていると、とても楽しくて、中医学を学んで、実践して良かったなあと思いました。
さて、ちょうど私が相談しているお客様が午後にやって来ました。
そのお客様は、慢性蕁麻疹で、皮膚科を何軒いっても治らずに、症状がひどくなると、いつもセレスタミン(ホルモン剤と痒み止めの合剤)を服用していました。
皮膚は赤くなり、痒みが強いです。
漢方相談では、最初は中国人の漢方の先生がいるところで、煎じ薬を服用したのですが、それでも良くなりませんでした。
その後に、私を頼ってきての相談でしたので、一生懸命考えまして、
「血行けば、風おのずから滅する」
という中医学の鉄則を守ることにしまして、
簡単にいえば「血の道症」から体質改善していくことにしました。
通常は、皮膚病では、湿熱(しつねつ)や血熱(けつねつ)または脾気虚(ひきょ)などの観点から、相談することが多いのですが、今回のご相談では、淤血(おけつ)の解消がテーマとしました。
血府逐淤丸(けっぷちくおがん)や、冠源活血丸(かんげんかっけつがん)などの、淤血(おけつ)を解消する活血化淤(かっけつかお)の漢方を「柱」にして、他にもお勧めしての、慢性蕁麻疹対策でした。
お客様は、だいぶ痒みも治っていて、症状がでる間隔、日数も長くなっていまして、とても良かったなあと思うと同時に、何先生からも、「土屋先生の漢方は素晴らしかったです」と褒められまして、良かったなあと思った次第です。
薬剤師、国際中医専門員、不妊カウンセラー 土屋幸太郎
(著者注:蕁麻疹の痒みは、体のあちこちに発生しやすく、また発作が急に起こるので、自然界の現象にたとえれば、「風(かぜ)」のように、突然に舞い起こり、あちこち移動することに似ていますので、中医学では、蕁麻疹の症状を「風(ふう)」にたとえることが多いです。
「血行けば…」の意味は、体に血(けつ)などの陰血(いんけつ)の土台がしっかりとしていないと、「風(ふう)」の陽邪(ようじゃ)を容易に発生しやすいのです。「陰血(いんけつ)」がしっかりとしていて、つまり血液の流れがスムーズで、血(けつ)も十分にあったら、「風(ふう)」である痒みの蕁麻疹は起こりづらく、女性の体は健康体です。
ところが、女性の人は、生涯にわたり「生理、妊娠、出産、授乳」と血(けつ)を大量に消耗してしまいますので、いわゆる「血の道症」になりやすく、同時に、このお客様の場合には、それが原因となって慢性蕁麻疹になって、なかなか治らないことが推測されるのです。)
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●● 5.編集後記 「鹿児島主義」
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5日に憧れの九州の大地を福岡空港で踏みしめて、8日までの4日間フルに九州を、友人の結婚式アンド記念旅行で横断してきました。
熊本や大分の山間部の景色に心を打たれ、初めて見る東シナ海に感激し、知覧の周りの景色に驚き、開聞岳を見て驚き、茶畑のクルクルと回る扇風機のようなものにビックリし、憧れの桜島にもフェリーで行くことが出来て、とっても良かったなあと思っています。
(新婦が鹿児島出身で、新郎は東京の人ですが、新郎が知覧の記念館に訪れたときには、腹が立って仕方が無かったそうです。沖縄に地理的に近いから、特攻させるなんて馬鹿な話です。)
桜島へのフェリーは、10分おきに発着で、所要時間は約20分。
うどんを頼んで、食べていると、あっという間に着いてしまいます。
鹿児島の人たちは、とっても気さくでした。
たとえば、あるところに行きたいときに道に迷っていると、車で誘導してくれるところが、鹿児島なんだそうです。
自分の目的とは全く関係ないところでも、そのようにするそうです。
だから、これからは私も「鹿児島主義」で親切に陽気にいきたいです。
今朝の朝礼のミーティングでも、スタッフに「九州や鹿児島の人たちのように、明るくフレンドリーで、親切に行こう」と訓示をしてしまいました。(笑)
編集長 土屋幸太郎
<2007年10月5日 熊本県阿蘇郡小国町>