おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
先週の15日(金)に今年の第一回、中医不妊症専門講座エキスパートコースに参加しました。
テレビお茶の間講座で、お店にいながらにして東京や長崎など全国を回線で結んで双方向性で会議、勉強ができるシステムです。
今回は、「高プロラクチン血症」についての勉強でした。
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○高プロラクチン血症の症状
1.乳汁漏出
2.性腺抑制:月経後期、無排卵周期症、無月経
無排卵・、無月経周期症は、定期的に出血があるが、排卵はしない状態。
→卵胞の発育が弱い、遅い。
20ミリまでは大きくならない。
7~8ミリ、あるいは10何ミリで止まる。
排卵には少なくとも、16ミリは必要。
無月経は、出血もない状態
3.ときに頭痛、視野障害
男性では性欲減退、ED,乏精子症
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○高プロクチン血症の原因
1.突発性
2.薬剤性:向精神薬、抗欝薬、降圧剤、ホルモン剤
(HCG,エストロゲンでも高プロラクチン血症になる可能性がある)
3.脳下垂体腫瘍
4.甲状腺機能低下、慢性腎不全
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○潜在性高プロラクチン血症に
TRH負荷試験
TRHを静脈注射する。
前値:15ナノグラム/ml以下
最大反応値:70ナノグラム/ml以上(過剰反応)
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○プロラクチンの数字について
15ナノグラム/ml以下
30ナノグラム/ml以上
100ナノグラム/ml以上
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○高プロラクチン血症について中医漢方における認識
漢方的な考え:
1.肝鬱型:ストレスで高くなりやすい
炒麦芽、逍遥丸、芍薬甘草湯
BBTがギザギザの犬歯状。
睡眠不足、生活が不規則。→睡眠をとることが大切。
2.腎陽虚:甲状腺機能低下など
参茸補血丸、八味丸など
<2008年2月18日 東根市野川橋より 「船形連邦眺めと除雪車フル活動」>