ふだんから店頭での不妊症漢方相談に多い内容です。
30代後半とか40代、また早い方ですと30代前後からその傾向が見られます。
月経周期の傾向は
1)基礎体温は低温期のみならず全般的に上がってきます。
2)生理の周期、月経周期が28日よりだんだんと短くなってきて、23日とか24~26日周期になってきます。
気血(きけつ)や腎精(じんせい)が不足傾向の「虚証」であっても生理の周期が短くなってきますし、または「
熱」の傾向があれば短くなってきます。
基礎体温が高めなのは、「実熱(じつねつ)」か「虚熱(きょねつ)」のどちらかです。
通常一般的には「実熱」よりも臨床状は「虚熱(きょねつ)」のほうがタイプ的に多いでしょう。
虚熱とは、体の潤いが足りなくなってきてお肌の乾燥気味や抜け毛、ぱさつき、ドライアイ、眼精疲労、耳鳴り、のぼせ、ほてり、寝汗、口渇などが目だってきます。
肥満、痩せですと、どちらかと言えば「痩せ」の方に多く見受けられます。
もっと状態が変わってくれば基礎体温では「低温期が36・5度」、「高温期が37度前後」という方もいらっしゃいます。
さて、今回普段から子宝の不認証の漢方相談しているお客様でしたので、今までの養血調経や補気の方法に「補陰(ほいん)して虚熱(きょねつ)を冷ましつつ生理の周期を改善させ同時に基礎体温高めに対応する」漢方をお勧めさせて頂きました。
体質が合えばあれもこれも、どれもこれもと飲む必要はなくなってきて「要(かなめ)」の漢方だけでシンプルに調整することも可能です。
いきなり体を冷やすのではなくて、補いながら潤いを与え瑞々しくもっていって基礎体温の改善や生理の改善を目標にします。
<2010年7月4日 小国 「栗の木」>
山全体が栗の香り。
飯豊 広河原温泉に行く途中の名もない滝
ひんやり冷たくて美味しかったです。
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