このコラムを書いているのは4月15日(金)ですが、17日(日)に京都の講演会に行ってきます。
本来ならば昨年の10月に京滋奈中医薬研究会の地区定例会の講師として呼ばれていまして、お話させて頂く予定だったのですが、ちょうど私の結婚式が10月24日でしたので、結婚式の2週間前ですから泣く泣くキャンセルさせて頂きました。
そうしたところ新年度の今年に入ってから有難いことに、一度講演会をお断りしたにも関わらず、再度、講師の依頼が来ましたので、もちろん喜んで承諾の返事をしました。
ところが周知の事実で3月11日の大震災で山形もライフラインが止まったり、お店の薬局のほうもしばらく忙しくて一時は講演のことも考えられない状況で、二度目のキャンセルを申し出ることになりました。
すると大津在住のY先生より、メールがきまして
「震災のお見舞い申し上げます。14日に福岡のKさんから連絡をいただき、土屋先生一家がご無事とのことでホッといたしました。しばらくは大変だと思っておりましたので、連絡せずにおりました。
そろそろ、ご無理をされてはいけないので、お伺いのメールをと考えていましたところ、イスクラさんより連絡をいただきました。こちらから、連絡をしないといけないと思いつつ申し訳ありません。交通がどこまで復旧するのか?みておりました。また、土屋先生の気分転換になるかな?って思いもあって遅くなってしまいました。ごめんなさい。(気を遣わせてしまいました)配慮が足りませんでした。キャンセルになったこと、気にしないでくださいね!東京ほどのパニックにはなっておりませんので、お手伝いできることがあればおっしゃってください。
と暖かいメールを頂きましてしばらく数日間考えたのですが、三陸や福島ほどの被害ではないとしても震災を体験したこと、そしてこの状況で京都に行ってお話させて頂くことは、とても得難い体験になるだろうと思い、京都に行くことを決断しました。
講演会が決定してからはレッツノートをひっぱり出してきて、パワーポイントで時間があれば少しずつ資料を作成していきまして、なんとか2時間分は持つであろう内容を完成させました。
京都ではせっかくですから観光も楽しみたいと思いまして、京都在住の方にメールして観光名所をお聞きしたり、本屋さんでも「まっぷる」など購入して高校の修学旅行ならぬ自主勉強も頑張りました。
今晩7時山形空港発伊丹空港行きでから、月曜日の午前中に山形空港に降り立つまでは束の間の関西人になろうと思っています。
京都ではどんなものが目に入ってきて、どんな体験、体感をしてくるのでしょうか?
頑張ってお話してきます。
来週にはまた元気で仕事に戻りますので、みなさま今後ともどうぞよろしくお願い致します。
<2011年4月13日 若木山公園 花咲く山茱萸>
今、若木山(おさなぎやま)公園は山茱萸の黄色い花がきれいです。
毎年、楽しみにしています。