おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日、山形新聞の取材を受けました。
先日の中国大使館商務処で中医学普及の表彰を受けたことを記事にしたいとのことで、このココログの「日中平和友好条約35周年を迎える中、中医学表彰式及びレセプションに参加してきました」も参考にして頂けたようです。
新聞記者さんに読んでもらえて光栄です。
取材のほうは社長の父と一緒に受けてインタビューと写真撮影でした。
近日中に掲載されるそうです。
その中で新聞記者さんの質問で困ったことは、
1)「中成薬とはなんですか?」
このご質問にはイスクラ産業さんの担当の相談員のかたNさんに即座に電話しました。
「中国の伝統医学の考え方をもとに、またその背景にある中国文化も含めて製剤化したものです。ただの煎じ薬を製剤化したものではありません」という回答を頂きまして、山新さん(「山形新聞」のことは地元では「山新(やましん)」と読んでいます)にお答えしました。
先日、福島県のラジオ 「みんなの漢方道場」でもそのように福島県民のみなさまに説明してきたそうです。
中成薬を通して、ただの漢方薬というのではなくてその背景にある中国の伝統文化も日本に広めていく、昔からの生活の知恵、健康法、薬膳などもひっくるめて日本で活かしていくことです。
2)「中医学の歴史は何年ですか?」
こちらの鋭い質問に困ってしまいまして、東京の師匠の事務所に電話しました。
耳鼻科に強いtn先生が受話器を受け取ってくれました。
「難しい質問ですね、教科書など見てきますのでしばらくお待ちください」
待つこと10分後、電話を頂きました。
「同じフロアの中医師の先生たちとも話し合ったのですが、ひとつは中医学は数千年の歴史といっていいです。もし具体的な数字を上げるとしましたら、亀の甲羅に書かれていた文字 甲骨文字でしたら殷や周の時代になりますから3000年の歴史になります。それ以前にも民間的な伝承医学としてあったはずですからその場合には四千年の歴史となります」
と深い回答を頂きました。
先生も笑いながら楽しそうに回答です。
さすが中国四千年の歴史、深い国です。
ということでして山形新聞の記事は経済面か地方面(たぶんその場合には内陸版)に近日中に掲載の予定です。
妻も良かったね!と喜んでいて、2年前は週刊朝日の「本格漢方」にも掲載して頂きましたし何かと春先は取材を受ける機会が増えるようです。
<2013年2月17日 山形市蔵王>
いつも見慣れている南ジャスコの風景も雪原からの眺めだと違う印象ですね、千歳山も雄大です。
…
追伸です。
質問その3 「中成薬の特徴はなんですか?」
これは私、土屋が即答できました。
「分かりやすくて、よく効く」です。
「もっと具体的にいえばどのようなことですか?」
「はい、たとえば家庭の主婦がお子様の風邪でのどが痛かったら、のどの痛みの風邪を治せること。背中がゾクゾクとするような風邪のタイプでしたら、お子様の体を温めて風邪を治せるようになること。その理論背景さえ学習して理解できるようになりましたら、たとえば家族の下痢もなんなく治せるようになりますし、中成薬とは使いやすくて分かりやすい。そして効き目が良いということになります。決して漢方薬は医師や薬剤師だけのものではなくて、家庭の中の主婦、つまり家庭の健康管理者であり家庭の医者的な立場で食養生も含めて家族全員の健康管理に役立ていけることが最大の利点です」
…
2013年3月15日追記
本日の山形新聞に掲載されました! 「山形新聞に掲載されました! 「中医学」普及に尽力 東根・土屋薬局 大使館から表彰」