「抗核抗体」の中医学での漢方薬対策法の話。
「抗核抗体」は習慣流産の検査項目の一つです。
膠原病やリウマチの検査項目でもあります。
専門のクリニック、不妊専門クリニックなどで体外受精の前に一通り検査していきますが、その中に「抗核抗体(こうかくこうたい)」があります。
この値が、40倍、80倍、160倍、320倍、640倍と出るようでしたら附属病院の内科で再度、本当の膠原病かリウマチかの再検査を紹介状を持って行かなければいけません。
先生の方から「問題ありません」と診断を受けたら、その結果が再度、クリニックの方へ送られますのでそれからの不妊治療の再開となります。
他には、よく東根市の土屋薬局で漢方薬の子宝相談を受けている方だと「甲状腺」がひっかかって県立中央病院や済生病院などで「甲状腺」の治療をして正常にしてから、はれて体外受精に進みます。
「抗核抗体」も「甲状腺」も流産の原因のひとつです。
「抗核抗体」が今日の話題です。
抗核抗体では、師匠の何先生の話では「気陰両虚(きいんりょうきょ)」が多いそうです。
このタイプはアレルギー、アトピー体質、喘息などの過剰な、免疫反応となる体質でもあります。
腸に起因します。
「気陰両虚」とは「気虚(ききょ)」と「陰虚(いんきょ)」の複合した漢方薬の証です。
「気虚」とは疲れやすい、息切れ、何か動いた時、疲れた時に症状が悪化しやすいです。風邪をひきやすいこどありますし、低血圧だったりもします。
おそらくは基礎体温は低めかもしれません。
「陰虚」とは体の潤い不足ですから、のぼせたり、逆に基礎体温が上がったり。
血圧も上がったりします。
「気虚」が慢性化して長期化すれば、「陰虚」も進み「気陰」となります。舌は淡い色が多く、苔が特徴です。
苔はまだらになり、ところどころに穴があいた感じ、凸凹の苔だったりもします。
この腸の由来の「気陰両虚」を改善することが抗核抗体の対策法、漢方薬、中医学での流産対策法になります。
「抗核抗体」の治療法もはっきりせず、それでいて流産の不安があったり実際に習慣流産の方などの少しでも参考になればと思い、この「抗核抗体の中医学、漢方薬対策法」のコラムを作成しました。