桜の開花とともに、我が家の庭ではイカリソウが咲いています。
チューリップは咲きましたし、あけびの花も咲いていますし、りんごの蕾やさくらんぼの蕾も大きくなっていて、目が離せません。
春はいいですね。
命の芽吹きを感じます。
さて、今日はイカリソウを紹介しましょう。
昨日の4月26日に撮影しています。
イカリソウは、葉っぱのところを乾かして薬用として使います。
その場合には、イカリソウは淫羊霍(いんようかく)と呼ばれまして、男子強壮や老化防止、腰痛などに用いられます。
漢方コラム「イカリソウ」でも、過去にイカリソウについて考察してコラムを書いています。
転載しますね。
では、次に 私の師匠である 福島の貝津好孝先生の力作である「日本の薬草」 (小学館 1995年発行)より、イカリソウを研究していきましょう!
イカリソウ 〔淫羊霍〕 メギ科
地方名: カグラバナ、ヨメトリグサ
山野に生える多年草。
花の形が錨(いかり)に似ているので この名がついた。
薬用部位:
全草(淫羊霍)。開花期の全草を天日乾燥する。
中国でいう 〔三枝九葉草(さんしくようそう)〕 はホザキイカリソウで、同じく使用される。
キナバイカリソウも同じ。
薬効: インポテンツ、腰痛。
使用法:
1日5~10gを600㏄の水に入れ、1か月後より 1日1回 お猪口で1杯を飲む。
からだを温める薬草で、手足が冷えやすく、足腰に力がなく、とくに下半身が疲れやすい人のインポテンツによい。
また、寒かったり冷やしたりすると痛みやすい腰痛によい。
手足がほてり、のぼせやすい人は服用しない。
のぼせやすい人のインポテンツには クワやネズミモチの実がよい。
山野を歩いているときにも、足元を見ているとけっこうイカリソウは群生していますし、白色のほかに紫色とか違う色などの種類もあるようです。
それにしても、君よ。
なんて可憐なんでしょうか。
心が惹かれます。
「土屋薬局 中国漢方通信」もよろしくお願い致します。