土屋薬局ブログ|子宝漢方、痛みしびれ、気になる不調

土屋薬局ブログ。薬剤師・不妊カウンセラーの土屋幸太郎がお届けします。私自身、不妊体験を経て、漢方療法の力で子供に恵まれました。その経験を活かし、皆さんに健康で幸せな家庭を築くお手伝いをしたいと思っています。薬局には女性薬剤師も在籍し、気軽にご相談いただけます。健康に関するお悩み、不妊治療、妊活相談、痛みやしびれに関する漢方相談など、お気軽にご連絡ください。お問い合わせやご予約は☎️ 0237470033までお願いします。一緒に幸せな未来を築きましょう。

イカリソウ

桜の開花とともに、我が家の庭ではイカリソウが咲いています。 

チューリップは咲きましたし、あけびの花も咲いていますし、りんごの蕾やさくらんぼの蕾も大きくなっていて、目が離せません。 

春はいいですね。 

命の芽吹きを感じます。 

さて、今日はイカリソウを紹介しましょう。 

昨日の4月26日に撮影しています。 

 

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イカリソウは、葉っぱのところを乾かして薬用として使います。 

その場合には、イカリソウは淫羊霍(いんようかく)と呼ばれまして、男子強壮や老化防止、腰痛などに用いられます。 

漢方コラムイカリソウ」でも、過去にイカリソウについて考察してコラムを書いています。 

転載しますね。

  

では、次に 私の師匠である 福島の貝津好孝先生の力作である「日本の薬草」 (小学館 1995年発行)より、イカリソウを研究していきましょう! 

 

イカリソウ 〔淫羊霍〕 メギ科 

地方名: カグラバナ、ヨメトリグサ

山野に生える多年草。 

花の形が錨(いかり)に似ているので この名がついた。 

薬用部位: 

全草(淫羊霍)。開花期の全草を天日乾燥する。 

中国でいう 〔三枝九葉草(さんしくようそう)〕 はホザキイカリソウで、同じく使用される。 

キナバイカリソウも同じ。 

薬効: インポテンツ、腰痛。 

使用法: 

1日5~10gを600㏄の水に入れ、1か月後より 1日1回 お猪口で1杯を飲む。 

からだを温める薬草で、手足が冷えやすく、足腰に力がなく、とくに下半身が疲れやすい人のインポテンツによい。 

また、寒かったり冷やしたりすると痛みやすい腰痛によい。 

手足がほてり、のぼせやすい人は服用しない。 

のぼせやすい人のインポテンツには クワやネズミモチの実がよい。

 

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山野を歩いているときにも、足元を見ているとけっこうイカリソウは群生していますし、白色のほかに紫色とか違う色などの種類もあるようです。 

それにしても、君よ。 

なんて可憐なんでしょうか。 

心が惹かれます。 

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