「白水川堤防の桜並木と月山」
2007年4月24日撮影
22日の日曜日の大雨にも関わらず、桜が満開でした。
桜の咲く季節は短いですので、昼休みに張り切って
村山市あたりに桜の見学に行ったのですが、
あまり私の心を打つ眺めがありませんでした。
そこで、国道13号線を走っていたときに、
「あ!」と息を飲んだところに、帰りに立ち寄りました。
新白水川橋の上からの撮影です。
場所は、東根市です。
やはり地元民ならではの「思い入れ」または「気合」でしょうか。
どうも世間的に有名でない光景も私には、光って見えます。
白水川は東根を代表する川で、芋煮会など私たちに親しまれています。
堤防沿いには桜の並木があり、満開で春の宴を演じています。
遠くには、月山が輝くように居座っています。
数ある桜の景色でも、やはり名峰が後ろに聳え立っていると、
景色が引き締まります。
国道13号線のビュンビュンと車が走り抜ける中、
私は堤防に車を置いて、新白水川橋まで徒歩で移動し、
橋の上から望遠レンズを多用しての撮影です。
きっとドライバーの皆様も、運転しながら春の桜の風景に心を奪われているはず。
もしここが、国道で無いのならば、車のスピードを緩めて、
やがてはハザードを出して路肩に止めて、
この素晴らしい白水川の桜並木と輝くような月山に感動するはず。
そのようなことを思いながら、夢中でシャッターを押したのでした。
うん。
きっとここの桜は、「東根の名所」になるはず。
人混みの喧騒も夢のような、静かな桜並木たちに愛着を覚えます。