<2015年3月28日撮影>
土屋薬局では、お客様の嬉しいお葉書、ハガキで漢方の相談や補充の希望などをお伺いしています。
今年の正月過ぎに頂戴したお葉書のご紹介です。
膝痛が漢方薬で良くなったことが書かれていました。
「新年のおよろこび、申し上げます。
去年秋頃から痛み出した、ひざも漢方薬で良くなってきました。
ほんとうにありがたい事で感謝しております。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
1月6日記
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慢性の膝の痛み、変形性膝関節症などでお悩みの方も多いことと思います。
漢方で痛みや痺れの軽減を希望されるかた、とくに膝の痛みの場合には、高齢者だったり、女性の50代くらいからの漢方相談などございます。
中には40代前後の若いスポーツ愛好家からも、ときたま膝痛対策の漢方薬のご相談を受けます。
マラソンだったり、アメフトなど強度の膝への衝撃が原因のようです。
さて、こちらのお客様は独歩顆粒という第二類医薬品の漢方薬と健康食品の食用アリ製剤のイーパオをご愛顧して頂いています。
膝は、筋、骨、関節と集まってきているところで、中国漢方の知恵によれば、肝腎要とも関連性が深いところです。
筋、筋肉→肝臓
骨、ジョイントの関節→腎臓
主には「肝臓」と密接です。
女性に膝痛が多いのは、生涯に渡り、「生理、妊娠、出産、授乳」と血を消耗して肝血不足になることが多く、膝の筋力が弱まってくること。
閉経後、更年期からは五臓の腎臓が弱まるので足腰、膝そのものが傷みやすいです。
仕事では、さくらんぼなど果樹農家、稲作農家など外からの冷たい風に長年当たること。
漁業など海辺の湿地の影響もあなどれません。
サービス業では、お魚屋さんやスーパーのお肉売り場など寒いところ
お坊さんも正座が多いだけに「坊主を辞めなければ膝は治らないでしょう」と医師に言われたかたもいます。
独歩顆粒は、もともとは独歩丸という膝痛によく効き目のあった丸剤の改良型でエキス剤です。
補益肝腎、益気養血で体の長年、長期間にわたる虚証の不足がちを補い、同時に風寒湿が弱まった体に浸入してくる外邪を追い払う扶正袪邪(ふせいきょじゃ)の名方です。
西暦652年から現在まで愛用されています。
日本でいえば、645年が大化の改新、飛鳥時代に相当しますから、実に驚異的に息の長い漢方が独歩顆粒に相当しますね。
それだけの実績があったからこそ、今まで残ってきたのでしょう。
痛みの程度、具合にもよりますが、独歩顆粒と何かを併用することも可能です!
お葉書のお客様の場合には、健康食品の食用アリ製剤のイーパオの併用で「踏ん張り」が利くようにしました。
昨年に中国南通研修で国家大医師の朱良春先生や呉堅先生から痺証を習い、虫類の漢方応用に刺激を受けた私にはイーパオも大事な健康食品となっております。
アリは隅々まで歩いていくので、経絡の深いところの流れを改善することと、アリは黒い色をしているので補腎作用により足腰に良いとか、アリはジメジメした土の中にいても風邪を引かないし、アリには関節痛がないなど興味深いことが多いです。
漫画家、里中満智子さんのリウマチにも応用して体験した話も有名です。
さてだいぶ長い文章を書いてきましたので、南通研修の思い出の写真を貼って終わりにしたいと思います。
<2014年9月14日 成田空港✈️、そして翌日の中国南通のホテルからの眺め>
土屋薬局では農業県の山形で膝の痛みの漢方相談を数多くしています。
「良くなりました!」と喜ばれている実績がございますので、どうぞ安心してご相談お寄せください。
「膝の痛み漢方で解消辞典」もどうぞご覧になってください。
漢方のご相談方法は、漢方相談表、
ファックスやお電話で受け付けています。
お問い合わせは、送信フォームもございます。
詳しい漢方相談の方法はこちらからで説明し ています。
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