こんにちは!
今朝一番の漢方相談のお客様、50代のダイエットのご相談で「今までいろいろを試してみたが痩せない」ということでした。
漢方の方法でもいろいろありますが、私は「補気健脾(ほきけんぴ)」が好きです。
このダイエットのかたの漢方相談の場合のポイントは、
1)疲れる。
2)しかも日中、朝から。
3)午前中から眠い。
です。
これは、本人様が否定しても漢方医学では胃腸が弱いのです。
脾胃気虚(ひいききょ)、気虚痰湿(ききょたんしつ)などで、体に「痰湿(たんしつ)」などの「老廃物」の「二次病理産物」が発生して、それが「メタボリックシンドローム」の肥満、だるさ、疲れにつながります。(「痰湿(たんしつ)について」も参考になれば幸いです)
日中に眠いのは「嗜眠(しみん)」です。
これは漢方の専門用語です。
「太陽の陽気が上がっているのに、眠いのはおかしい」ということです。
よく電車の中で、朝から昼間から居眠りする人たちも「嗜眠(しみん)」の範疇に値します。
「嗜眠(しみん)」の原因では、1)胃腸が弱いこと 2)湿気が多いこと の2つの要因がありますので、「島国日本」の「湿気」が多い国では眠くなりやすいです。
体質改善にお勧めした漢方薬の方法は、一つは「補気健脾(ほきけんぴ)」です。
胃腸が健やかに丈夫になっていけば、体に余計な老廃物が溜まらなくなりますので、次第に太りにくい、新陳代謝の良い体になっていきます。
同時に「2)体内に湿気が多いこと」が解消されますすので、「嗜眠(しみん)」も解消して日中の眠気が飛んでいきます。
次に、「インナークレンジング」です。
「腸の滞留便(宿便とも言います)」「腸の老廃物」を解消してお腹スッキリになることも、漢方ダイエットに効果的です。
「腸元気」は「超元気」のこと。
「インナークレジング」のものと「補気健脾(ほきけんぴ)」で胃腸から「嗜眠(しみん)」の日中に眠くなることの改善と「ダイエット」を目指した話でした。
目安は、最低に半年間は漢方を服用したほうがいいと思います。
胃腸を丈夫にする「補気健脾(ほきけんぴ)」は時間がかかるのでじっくりと取り組んでいきます。