こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
天気がよくて遠くの月山、葉山まで一望が素晴らしい東根市です。
さて、午前中に師匠の何先生にお電話でいろいろと中医学のことについて教えてもらっていました。
私は本場の優秀な先生に日本語で質問できるので恵まれています。
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「陳皮と仏手(ぶっしゅ)の違いについて教えてください。昨日、中医学の本をいろいろ読んだのですがあまりイメージがわきませんでした。」
<何先生>
陳皮(ちんぴ)は理気作用が健脾作用、化痰作用に優れています。
消化器系の症状があれば陳皮を使います。
陳皮はどんな症状でも使えます。
とくに偏ったことはないので全身の気の巡りを良くします。
どんな症状にも使えます。
仏手は理気作用、少し疏肝和中。
咳、タンがあるとき+消化器
肝鬱気滞(かんうつきたい)があれば仏手
疏肝作用もあります。
肝鬱、痰欝、特定の場所 上焦、中焦に
陳皮、仏手とも辛温の性質
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バラの花、玫瑰茶(まいかいちゃ)が疏肝作用にいい!
疏肝作用と行気活血
お風呂にバラの花を入れる。
中医学では行気作用、つまり気の流れを良くし、活血作用があるので皮膚表面の血の巡りを良くする。
肌がきれいになる、スベスベに。
女性の肌にとてもいい。
バラの花の香りを吸いこんだらリラックス
温胆湯+陳皮だと理気作用が強くなる。
肝鬱気滞は肝血虚が原因。
逍遥丸は当帰、芍薬が入っているから肝血を補う→筋を養う→全身の筋肉カチンカチン
肝血を補えば全身がリラックス、筋が楽になる
ギューと締め付けられる感じが良くなる
たとえば婦宝当帰膠+冠元顆粒だと、婦宝当帰膠には当帰と芍薬があります。
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土屋 「帰脾湯は2陽の病、心脾に発するという黄帝内経素問から作られたそうですが、その2陽とは何を指すのでしょうか?」
何先生
太陽経と少陽経です。
ストレスの体への反応、1つのルート
心と胃腸に、ストレスで胃腸が悪くなる、心拍数が上がる、ドキドキの動悸
脾胃の血が不足すれば、心血不足、心気不足に
(注釈、ストレスの人体へのルートは、心腎ルート 天王補心丹、心脾ルート 帰脾湯、心肝ルート 酸棗仁湯です)
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<2013年5月5日 バード街>
フラワーマーケットのすぐ隣にはバードガーデンがあります。
鳥がいました。
バード街の2階から眺めたフラワーマーケットです。
一眼レフを抱えたプロらしき人も一生懸命写真を撮っていました。